ゆびさきと恋々 手話まとめ

ゆびさきと恋々(れんれん)手話まとめ 3巻

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聴覚障がいの女の子の恋愛を描いて話題の漫画、
『ゆびさきと恋々(れんれん)』
待望の3巻が発売されました♪
今回も手話の一部を紹介させて頂きました。

4巻はコチラ / 5巻はコチラ

でも、伝わらないところをあれこれ想像するのも楽しみの一つかと思いますので、
読み終わった後に見てくださいねー。(今回はボリューム多めです)

(9話)
◆逸臣に『じーっ』と見つめられた雪が手話の意味を確認するシーン

雪が人指し指を向い合わせてくるくる回しているのは『手話』の手話です。

手話

手話

両手の人差し指を立てて、交互に回します。

 

◆P17 雪が自分の想いを伝えるシーン

この手話は2巻のまとめでも紹介しましたが大事な手話なのでもう一度。

好き

好き / ~したい

親指と人差し指を伸ばしてアゴの下にあてて、
その指を閉じながら下げます。

 

◆P24 逸臣の帰り際、時間を心配する雪。

時間の手話の後にしている手話は『大丈夫』の手話です。『~できる』でも使われます。ここで覚えたのか、逸臣は後半で使ってますね。

できる

~できる、大丈夫

四本の指先を、左胸にあて右胸へ移動します。

 

◆P44 逸臣が筆談を止めて、これから手話で話す事を伝えるシーン。

人指し指を立てているのは手話で『言う』の動きです。

言う

言う

口の前に人差し指を立てて、前に出します。

(10話)
◆P49 逸臣が筆談ではなく自分の言葉(手話)を選んで伝えたかったセリフとは…。

今巻前半のハイライトとも言えるこのシーンの手話は『付き合い』や『交際』の意味で使われます。

付き合う/交際

付き合い/交際

両手の手の平を上向けにし、上下に水平並べて互い違いに回します。

 

◆P58 逸臣が手話をもっと『覚える』と伝えるシーン

顔の横で手をコブシを握るのは『覚える』の手話です。

覚える

覚える

頭のやや上方から開いた手を、閉じながら頭の横につけます。
言われたことが頭の中に入っていくイメージです。

 

◆P75 帰り際『じゃあな』と逸臣に言われ、雪が笑顔でチョキを出すシーン。

逸臣の「じゃあな」に雪がした返事の手話は『また』です。ここでは可愛く『またね♪』といった感じでしょうか。

また

また

右手でコブシを作ってから、チョキを作って横に倒します。
明日や週をつけて、別れの挨拶で使います。『また、明日!』『また、来週~♪』などなど。

 

(11話)
◆P86 りんと夕食を食べて美味しいと頬をさわるシーン。

ここは、ただの仕草で手話では無いのかもしれませんが『おいしい』の手話の動きと同じです。

おいしい

美味しい

頬に手を当てて2回ポンポンと叩きます。
おいしそうな表情も忘れずにつけてくださいね。

 

◆P94 桜志のお姉さん実桜と雪の久しぶりの挨拶。

久しぶり

久しぶり

両手の小指から人差し指までの4本を背中合わせにして、左右に開きます。

 

◆P94 実桜が『手話忘れてるわ』と同時にしている手話。

『忘れる』の手話は覚えるの逆の動きです。

忘れる

忘れる

頭の横につけたコブシを開きながら、頭のやや上方へ移動させます。
覚えた事が、パッと消えてしまう様子です。

◆P95 実桜への説明で雪が手の平の上で輪っかを作っている手話。

これは『使う』の手話です。この輪っかはお金を表現していますが、道具を「使う」や、気を「つかう」なども同じ手話です。ちなみにその直前の手話は『若い』と『人』です。

使う

使う

左の手の平の上で、右手の人差し指と親指で輪っかをつくり2回前に出します。

 

◆P98~ 桜志と雪の会話が続くのでいくつかをまとめてご紹介。

◇美人だよね実桜さんの『美人』は『美しい/綺麗』+『人』の手話です。

綺麗

人

美しい/きれい

左の手の平に右手の手のひらを乗せて右へ滑らせます。

人差し指で自分から見て漢字の『人』を書きます。

◇桜志の『色々教えてやって』から雪の『手話ずっと勉強してるの?』まで

色々

教える

色々

右手の人差し指と親指を立てて、左から右へ手首をひねりながら移動します。

教える

人差し指を横に立て、こめかみの高さの位置から
指先を相手へ向けて振り下ろすようにして
軽く2回振ります。自分のほうへ振り下ろすと教わるになります。

続く

勉強

ずっと/続ける/連絡

両手の人差し指と親指でそれぞれ輪をつくり、
つなげて前方へ押し出します。

勉強

両手を本を読むように並べて手の甲の方向へ、
軽く2回下げます。

『?』は人差し指で『?』を書きます。

 

◇会う・家・泊まる・幼馴染・作る

会う

会う

両手の人差し指を立てて前後から(左右でも良いそうです)近づけます。

家

両手を向い合せにして家の屋根の形をイメージして、
指を付け根から折り曲げます。

泊まる

泊まる

こめかみの辺りでコブシを作って、コブシのほうへ頭を傾けます。
枕に頭を置いているイメージです。ちなみに雪が『泊まってない』の時は、このコブシを振り捨てるように降ろして否定を表しています。

おさななじみ

幼馴染

手の平を下にして並べ、斜め上にあげてからお互いに握ります。(イラストでは便宜上、手の甲が見えていますが、横から見た図のように平行に並べます)

作る

作る

両手ともコブシを握り、下のコブシへ上のコブシを2回打ち付けます。手首を叩いてしまうと『おつかれさま』になるので注意しましょう。

 

◆P105 桜志が『お前が耳聴こえねえ分…』の時の耳から、口元への手の動き。

この後に雪が「ろう者」について話しているので、おそらく「ろう」の手話だと思います。

ろう

ろう

手のひらで耳→口の順で覆います。

 

(12話)
◆指文字での会話

12話は指文字がたくさん出て来ました! 指文字一覧は下記のリンクで紹介しています。

https://shuwa-rinrin.com/yubimoji/

P129で雪が『ぎゅーしていい?』と逸臣の口元を読んだ後に、小指の指先をあごにあてています。これは、『かまわない』の手話です。(1巻でも出てきましたね♪)

☆☆☆☆☆☆

ついに、雪と逸臣の心が一つになりました。
日常の風景が、ふっと二人の世界になって時がスローモーションになる感覚が映像を見ているかのよう。モノクロページからでも温度や透明な空気感て伝わるんですね。
そして、逸臣が完璧すぎて桜志のつけ入る隙はあるんでしょうか。友人の心は、ただのパリピじゃないような雰囲気だし、続きが気になります。
手話でのコミニュケーションも増えて4巻も楽しみです♪

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