聴覚障がいの女の子の恋愛を描いて話題の漫画、
『ゆびさきと恋々(れんれん)』
待望の4巻が発売されました♪
ミュージカル化も決定してますます勢いが止まりません!
今回も手話の一部を紹介させて頂きました。
(5巻はコチラ)
4巻ともなると、この手話、前にも出て来た!という手話が増えてきました。
覚えた手話が増えると嬉しくなりますよね♪
過去に紹介済みのものは★マークしました。
(ネタバレ含むので読んだ後に見る事をおすすめします。 動きの一部と文脈を見て判断していますので違っていたらスミマセン…。)
(13話)
◆心の家で雪が逸臣に気持ちを伝えるシーン。
好きという手話です(★)
好き / ~したい
親指と人差し指を伸ばしてアゴの下にあてて、
その指を閉じながら下げます。
◆P30 逸臣の友人とTV電話で話すシーン
ダブルクォーテーションの指の形、雪も言っていますが手話だと『20』を表します。
10 / 20
人差し指を曲げると10、人差し指と中指で20、薬指も合わせると30、さらに小指を合わせて40です。
50は親指だけを曲げます。60は親指を立てて人差し指を曲げます。70以降は親指を立てたままその他の指を増やしていきます。
ちなみに曲げないと1桁の数字1・2・3…となります。100はまた別の動きです。
◆P43 ベンチで逸臣が、りんの言葉を雪に伝えるシーン
最初の4本指を立てているところから左右に降ろしているのは、『人』の漢字を表していて、文字どおり何人という手話で使っています。先ほどの数字の手話と合わせて『何人』であるかを表現できます。
続けて両手を握って動かしているのは多分、運転/ドライブの手話かなと思います。『出かける』は別の手話があって、ここでは後で車でキャンプに行くことから具体的に伝えているんだと思います。
運転 / ドライブ/車
両手をそれぞれ握り、ハンドルを握って運転するように動かします。
その下のコマは『大丈夫』の手話です(★)
~できる、大丈夫
四本の指先を、左胸にあて右胸へ移動します。
(14話)
◆『かわいい』手話(★)
可愛い
相手が女性の場合は小指を立て、男性の場合は親指を立てて、
反対の手で指先を撫でるように回します。
◆P59 キャンプでの手話レッスン。
『山』『石』『川』『テント』は雪先生の説明の通りです。スマホだけ補足します。
その後のリンのリンゴに対しての動きは『リンゴ』の手話ではなくて『美味しそう』かと思います。その次はフォークですね。
スマートフォン
片手でスマートフォンを持つようにして、反対の手でスマホの画面をスワイプするように人差し指を動かします。
◆美味しいの手話(★)
美味しい
頬に手を当てて2回ポンポンと叩きます。
おいしそうな表情も忘れずにつけてくださいね。
◆P77 テントでの逸臣と雪の会話
ずっと/続ける/連絡(★)
両手の人差し指と親指でそれぞれ輪をつくり、
つなげて前方へ押し出します。
嬉しい・楽しい(★)
両手を自分の正面で交互に上下させます。
この時、表情も大切です。嬉しい思いを相手に伝えましょう
もっと/さらに(★)
親指と人差し指を曲げてカタカナの『コ』の字状にして上下に重ねます。下側の『コ』を上の『コ』に乗せるように移動します。
(15話)
◆雪が逸臣に「帰りたくない」と伝えるシーン
帰る
開いた手を、斜め下へ降ろしながら指をすぼめていきます。その後にすぼめた手を払うように降ろすと否定形になり『帰りたくない』です。
◆P104 イイネ!
親指を立てて『イイネ』のジェスチャーですが、親指を立てて前に出すと『ダメ』の手話(野球のアウトから来ている?)になるので、無表情でクールにイイネをしたつもりが『ダメ』と伝わる可能性があります。笑顔で『イイネ』しましょう。
(16話)
◆P124-125 逸臣の家でプレイモービルを二人で眺めているシーン
ここでは逸臣が雪に指文字でプレイモービルを伝えています。ちょうど最後の『ル』の形になっています。
その後の小指を立てているのが『妹』の手話です。ちなみにその後の『大丈夫です』ですが以前紹介した手話の『大丈夫』は肯定で使われる手話なので、ここでは遠慮の意味なので使用していません。
妹
小指を立てて軽く下に2回降ろします。
◆ ムービーナイト
ムービーナイト ここも指文字ですね。小指を立てて『イ』、中指と人差し指を立てて『ト』です。逸臣もわからない手話や固有名詞は指文字を使って雪に伝えてます。目立たないですがここも胸キュンポイントですね!
◆ P136 逸臣がまどかに初めましてのシーン
逸臣が左右の人差し指を立てているのは『はじめまして』です。『はじめまして』は2つの手話で出来ていてその後半部分です。
↓
はじめまして
水平にした左手の甲に右手の指先をかぶせるように乗せます。
そこから、人差し指を立てて、他の指をすぼめながら右手をあげます。(初めての手話)
続けて
両手の人差し指を立てて前後から(左右でも良いそうです)近づけます。(会うの手話)
◆P139 雪が逸臣のおかげでがんばれる事を伝えるシーン
『続ける/ずっと』の手話は、ここでは『~だから』という使い方をしています。
目標
目線よりやや高めで手を筒状にして、輪っかを的に見立てて人差し指をあてます。
頑張る/元気
自分の前でコブシを握って軽く2回下に下げます。
◆P146 雪が胸のドキドキを伝えるシーン
このページには両手のコブシを握った手話が3つ出て来ますがそれぞれ意味が違います。それぞれ『いる』『する』『頑張る』で、『いる』はコブシを真下へ少し下げます。『する』は少し前に出します。『頑張る』は軽く2回下に下げます。
一緒
両手の人差し指を伸ばして、中央で揃えます。『同じ』という意味で使う場合は『同じ』の手話を使いましょう。
緊張 / ドキドキする
左手を胸の前に少し浮かせて置いて、右手でその内側から手の甲を2回打ち付けます。
心
右手の人差し指で心臓のあたりに円を書きます。
◆P151 逸臣の雪に対しての気持ちを伝えるシーン
ここはセリフのとおり大事/大切の手話です。大切の手話は数種類ありますが、私も使い分けがよくわからないので、とりあえず逸臣の使った手話を紹介します。
大事/大切
胸の前に手を置いて、反対の手で手の甲をなでるように回します。
◆P155 逸臣に対して桜志が詰め寄るシーン
『あんた、一体どういうつもり?』は『あなた』+『どうしたの?』+『(~する)つもり』で表現しています。
何?/どうしたの?
人差し指を1本立てて、軽くふります。
予定/(~する)つもり
手の平を下に向けた左手の小指側に右手の指先を当てて2回左手の指先側に動かします。
運転時の横顔から、お姫様抱っこからの無邪気な笑顔まで、逸臣はどこまで人を虜にすれば気が済むのでしょうか(笑)。
大事な手話は繰り返し出てくるので自然と覚えてしまいますね。そして逸臣と桜志がついに衝突かと思いきや、懐にフッっと入ってしまって…本当のイケメンは同性の扱いも完璧なのかと絶句しながら次巻が楽しみです!