聴覚障がいの女の子の恋愛を描いて話題の漫画、
『ゆびさきと恋々(れんれん)』
一巻の中に出てくる手話の一部を紹介します。
でも、伝わらないところをあれこれ想像するのも楽しみの一つかと思いますので、
読み終わった後に見てくださいねー。
◆逸臣に電車の中で助けてもらい感謝を伝えるシーン
ここは『ありがとう』の手話です。
解説がないなと思ってたら、ちゃんと後で手話ノートに出てくるんですね。
ありがとう
左の手の甲を右手の側面でトンと置いて戻します。(逆でもOK)
◆『スペイン語も勉強中』のホワイトボードを出した逸臣に雪が笑顔でコブシを2つ出すシーン。
これは『元気』と『頑張る』の意味で使われます。笑顔と文脈からみて(勉強中なので)『頑張ってください!』かなと思います。
元気/頑張る
自分の前でコブシを握って軽く2回下に下げます。
◆雪に連絡先を聞かれ『手話でいいよってどうやんの?』と言ったあと小指であごをさわるシーン。
ここでは『いいよ』とラフに答えていますが、丁寧に言うと『かまいません』という手話で使われます。
かまいません
小指を立てて、あごを2回さわります。
◆桜志の『誰?』に対して、雪の『友達』
誰?
手を軽く折り曲げて、甲側を頬にあてます。
そのまま頬に沿って軽く前後にさするように動かします。
友達
胸前のあたりで両手を強く握り合わせます。
◆逸臣が横断歩道の向こう側から両手の人差し指を曲げるシーン。
これは、『おはよう』の挨拶です。
自発的に手話でのあいさつを覚えてきてくれたんですね。
おはよう
『朝』の手話から続けて『挨拶』の手話を行うと『おはよう』となります。
朝
こぶしをこめかみの辺りから顔に沿って下へ下ろします。
枕から起き上がる様子を表したものです。(ここは小さいですが道路の向こう側でやってますね)
あいさつ
左右の人差し指を立てた状態から折り曲げます。
人が向かい合って挨拶をする様子です。こんにちはの手話でも使用します。
◆雪が逸臣の名前を教えるシーン。
結局、教えられずじまいでしたが、(後で教えられるのかな)
指文字で教えていると思われます。指文字は日本語の50音を指の形で表したものです。
『い』から『つ』の流れはなれてないと指をつりそうになります・笑。
『い』は小指だけを立てます。『つ』は小指と薬指だけ立てて、残りの指先をつまむようにして合わせます。『お』全ての指先を合わせて輪っかをつくりますアルファベットの『О(オー)』のイメージです。『み』は人差し指、中指、薬指の3本の指を立てて横に倒します。
他の指文字も気になったらメニューバーに指文字一覧があるので参考にしてくださいね。
◆『かわいい』と『遊ぶ』の手話
可愛い
相手が女性の場合は小指を立て、男性の場合は親指を立てて、
反対の手で指先を撫でるように回します。
遊ぶ
両手の人差し指を立てて、顔の横で交互に前後させます。
間違えて2本指にすると『会社』の手話になり意味が全然かわってしまうので気を付けましょう。
◆『もっと』仲良くなりたい。雪が気持ちを伝えるシーン。
『もっと』の手話、ここでは雪が何回も繰り返して気持ちの強さを伝えてますね。
でも余裕であしらう逸臣…、ここで恋が成就してしまったら終わってしまうので、
きっと波乱が待ちうけていると思いますが…続きが気になりますね。
もっと/さらに
親指と人差し指を曲げてカタカナの『コ』の字状にして上下に重ねます。下側の『コ』を上の『コ』に乗せるように移動します。